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観光客ウォッチング (22-Jan-2005) #100
観光地の街に行くと、観光客ウォッチングが楽しい。
やはり目がカメラに行き、いろんな種類や使い方が見られる。
最近は小型のデジカメを持つ人が圧倒的に多く、
高級一眼レフカメラを持つ人やクラッシックカメラを持つ人も多い。
リュックを担いで一人で歩いている高年女性ほとんどが、
そこそこ大きなズーム付きの一眼レフカメラを下げているのには驚く。
ただ不思議なことに値段の高いカメラを持っている人ほど写真を撮らない。
お祭りのときが凄く、カメラメーカーが儲かっているのが推察される。
大きな白レンズと一脚を付けたカメラを何台もぶら下げている人が一杯で、
ライカやローライもやって来る。
対象が過ぎ去っているはずのに何を撮っているのだろうか、
暗いのに撮れているのだろうかとか、不思議に感じることもあるが、
カメラや写真を楽しんでいる人が多いのは嬉しいことである。

散歩スタイル (15-Jan-2005) #99
持って行くカメラは1台、レンズは1〜2本が多く、せいぜい3本。
ライカ の場合はレンズが小さいからポケットに入れ、
HasselbladF−1 では小さなショルダーを使う。
フィルムの予備は、近所の散歩が1本、遠出は2〜3本位か。
人にぶつかってもカメラを落とさないようストラップを右手に巻き付け、
撮れそうなときは両手で体の前に持ってスタンバイ状態にしている。
そうでないときは体の後ろに両手を置き、カメラを見えないように歩く。
露出計は首から提げ、胸ポケットかセーターの下に入れている。
冬の方がコートにポケットがあるからバッグを持たなくていいのがいい。

Hasselbladの内面反射 (9-Jan-2005) #98
500C/M までの古い Hasselblad では、
内面反射が多く、ちょっとした逆光でも白っぽい写真となる。
蛇腹フード等で余分な光をしっかりとカットしないと行けない。
内面反射防止対策を施してくれるサービスもあるが、
その気にはなれない。
このカメラの特徴として在るがままの状態で使いたいし、
返ってフレアっぽい写真で面白い像が浮かび上がることがあるから、
現像されて来るまで楽しみなことがある。
特にポートレートで柔らかい乳白色がピッタリ合ったときは素晴らしい。
順光での綺麗さに加え、この意外性が好きである。

カメラケース (1-Jan-2005) #97
カバンに入れて持ち運ぶことが多いから、
コンパクトカメラではカメラケースを使うが、それ以外では使わない。
大きな一眼レフカメラ用の厚い皮のケースは、
写真を撮るには邪魔である。
すぐに撮れないし、かさ張ってしまう。
通常は肩にぶら下げて歩く。
傷が付くが、それは写真を撮った自分の歴史である。
ライカも裸で使っており、吊り紐の留め金が削れて弱そうで少々不安。
カバンで持ち運ぶときはクロスや保護ケースに入れるし、
家では防湿庫に入れて大事にしている。

レンズ清掃 (25-Dec-2004) #96
カメラに傷付くのは気にしないが、レンズは綺麗な状態で使いたい。
だからほとんどの場合フィルターを付けて保護している。
ちょっとした擦り傷や埃があっても、
画質にはそれほど影響が無いことは分かっているものの、
綺麗に写らないような気がしてならないのだ。
時としてレンズ清掃をするときがあるが、
擦り傷や拭き残しが出ないか大変気を使うからあまりやりたくない。
フィルターも付けずにレンズむき出しで使っていたり、汚れていたり、
おまけにハンカチなんぞで拭いているのを見るとゾッとする。

ムービー (19-Dec-2004) #95
スチル写真をやっているとムービーもやりたくなる。
映画を見るのも好きで、渋谷や新宿の名画座を梯子し、
内容を楽しむと共に映像の撮り方も観察していたものだ。
ハッとするような意外なアングルや静かな顔のアップ等、
スチル写真に多いに参考になる。
もし廻りに映画を撮りたい友人がいたらやっていたかもしれない。
残念ながら8mmを手にしたのは社会人になってからで、
時間も無く、次第に興味も失せて、子供を撮るに留まった。
しかし、息子が映画を見るの共に撮る方にも興味を持ち、
短編のビデオが惜しくも入賞を逃したものの、
選者の映画監督の評がよかったのを知る。
自分の出来なかったことをやってくれるのは嬉しい。

日光写真 (12-Dec-2004) #94
ある年代以上の人の多くは、日光写真にはまったのではないだろうか。
私も例外ではなく、雑誌にこの付録が付いて来るのが楽しみで、
簡単な紙のキットだが、これを作ること自体も楽しかったし、
写真が出来上がるのをワクワクしながら待っていた。
陽の当る窓に置いておいたが、時間が待てずに取り出したり、
他の遊びに夢中になって忘れたりで、結構失敗したように思う。
ふと思い出してインターネットで調べたら、
よく遊んだキットが見つかり、懐かしくなった。
カメラいじりや写真を撮るのが好きなのは、間違いなく、
やはり子供の頃の日光写真に源流があると思う。

8mm映像の復活 (4-Dec-2004) #93
結婚を機会に動画も残しておきたいと思い、
友人のお祝いで8mmカメラをもらう。
この頃はまだベータ方式のビデオが出始めで、
ビデオカメラとなると大きいし、とても個人で買える代物ではなかった。
写真ほど多くは撮らなかったが、子供も2人生まれ、年に1−3度、
少なくとも正月に妻の実家に戻ったときは必ず撮っていた。
1990年を過ぎる頃からビデオの隆盛で8mmカメラが廃れ、
フィルムや映写機のランプの入手が困難となり、
また子供が大きくなって撮らせてくれなくなったこともあって、
1993年の正月を最後に終止符を打った。
いつかはビデオに移し変えないと思いつつ何年も過ぎ、
DVDによるデジタル化が出来ることが分かってようやく変換する。
若かった夫婦、大きくなる子供達が昨日のように浮かび上がって来た。
家の近所とか妻の実家で撮ったものばかりと思っていたのに、
もう亡くなった父親、私の実家の映像が出て来るとは予想外だった。
約15年間で24本のフィルム、家族の記録としては十分あり、
また、当時苦労して海外から持ち込んだフィルムも3本。
これらがタイムマシーンのように10数年振りに蘇り、
まだ元気な親や子供に見せられるは嬉しい限りである。

フィルム残数 (28-Nov-2004) #92
ブローニーフィルムだと12コマ中残り2−3コマ、
35mmフィルムで36コマの内28コマ目位で止まってしまう。
フィルム全部を使い切ろうと思えば思うほど手が止まってしまい、
おまけに陽が下がってギブアップすることがある。
土日しか写真を撮らないし、用事で撮れない週末もあるから、
残しておくとまずい。
どうでもいい写真を撮ってゴマかすか、
すっぱりテーマを変えて撮るが、それでも使い切るのは難しい。
苦しんでいるときでもいいチャンスに巡り合うこともあり、
今日は久々に好みの綺麗な女性をラストカットに。

歪曲収差 (21-Nov-2004) #91
レンズにはいろいろな収差を取る努力がされている。
計算や製造技術の進歩でレンズ性能が格段に上がっているが、
最近、気になるのは、テレビやコンパクトカメラのズームレンズ、
携帯電話のカメラのレンズの歪曲収差。
四角に写るべきものが樽型になっているのがはっきり分かる。
周囲に聞いても誰も関心が無く、言われて初めて分かるようだ。
非球面レンズを使っているせいか、陣笠状の波打つようなものもあり、
低コスト化を要求されているのだろうが、
多くの人が使うものほど目立ち、もう少し何とかならないかと思う。
正しくあるべきものを感じない人が多くなったのも気になる。

子供の写真 (14-Nov-2004) #90
子供はよく動くから、なかなかうまく撮れない。
フィルムの感度を上げてシャッタースピードを速くしたり、
勘でフォーカスを合わせたりと苦労したものだ。
今だったら、性能のよくなった手振れ防止機構の付きズームレンズと、
すぐに結果が見られるデジタル一眼レフカメラを手にしていたと思う。
昔のアルバムを見ると、それでもちゃんと写真が撮れているから、
絶好の被写体として力が入れて撮っていたのだろう。
もう大きくなり、撮らせてくれることが無くなって、
年に1−2回の家族写真位になったのは寂しい気がする。

カメラバッグ (7-Nov-2004) #89
機能性が高く、使い易いカメラバッグが多く出ている。
たくさんのカメラやレンズを持って歩くことが少なくなったから、
大きいものは必要ないが、手頃なものを探している。
普通のショルダーバッグにカメラを1台入れて使っており、
もうちょっと使い易いものが欲しいと思っている。
意外と気に入ったものというのは、見つからないものだ。
F−1Hasselblad 用にアルミ製バッグを持っていて、
気に入った大きさと間仕切りがあるものを探すのは大変だった。
中古のカメラやレンズを買うのと同様に、
見付けたらすぐに買うべきで、そういう縁を待ち続けている。

望遠レンズ (31-Oct-2004) #88
100mm程度の中望遠レンズはよく使うが、
それ以上の長いレンズはあまり使わないし、どうも使い切れないようだ。
人物のアップ撮るには、中望遠レンズの方が平板にならず、
ボケ味も程よい感じで、自然な感じで撮れるように思う。
モデルと話をしながら撮るにもちょうどいい距離となる。
FD100mmSonnar150mm の描写性能がお気に入りで、
ライカでは 90mm/F4 もいいレンズだが、F2.8も欲しい。
長いレンズは、周囲から主題を切り出す為、しっかり撮らないと行けない。
対象のはっきりしているスポーツや動物写真にはいいかも知れないが、
人物やスナップでは絵にするのが難しくなるから避けているのだろう。
70−200mmのズームレンズが出ているので、
ちょうど使いこなせる範囲なので、興味があるのだが。

連射 (23-Oct-2004) #87
最近の一眼レフカメラは、3〜10コマ/秒で連射出来、
わざわざ、モータードライブ・ユニットを付けなくても、
最初から付いているのは技術の進歩である。
F−1を手にした後、格好良さからモータードライブを買ったが、
実際に連射をしていいカットが撮れたということはなかった。
ポートレートで、いい表情の瞬間を撮れるかと期待したものの、
撮り方がいい加減になったせいか、
目をつむったカットや中途半端な表情ばかりで、
フィルムの無駄ばかり。
スポーツやレース等、動くものを撮りたい人には便利だろうが、
私の写真は対象をじっと見てここぞというときに撮る写真だし、
連射をしない人も多いだろうから、その分、安くなればいいのに。

シャッターチャンス (16-Oct-2004) #86
あまりシャッターチャンスには巡り合ったことがない。
写真を撮りたいと思うときしかカメラを持ち歩かないし、
そういうのを見つけ出すのもうまくない。
ちょっと歩くだけでチャンスをものにするスナップの名手がいて、
それも何カットも撮るというのには敬意を表する。
とてもじゃないがマネが出来ない。
この種の写真が撮れたら感動するし、自分を褒めるだろう。
今までのシャッターチャンスと言えるのは、
ハワイの浜辺でちょうどカメラを構えていたとき、
目の前でラブシーン が始まったのが撮れたこと位か。

フィルムの盛衰 (9-Oct-2004) #85
今までに幾つかのフィルム・サイズが現れ、無くなった。
知っている範囲で、127、110、それにディスクフィルム。
110カメラは小さくて便利だったので、気に入っていた。
ディスクフィルムを使ったカメラは、コダックの戦略商品だったが、
市場が受け入れず、あっという間に無くなった。
新しいところではAPSサイズのフィルムが出て、
これはこれでカメラの小型化や現像処理の合理化をもたらした。
個人的には処理済のカートリッジがかさ張るのが頂けない。
数年前、フィルムメーカーの友人にAPCが減って来たのではと尋ねたら、
使い捨てカメラで増えていてこれがある限りは続くと言っていた。
携帯電話のカメラやデジカメの動きを見ていると危ない気がする。
安心だと思っている120や135フィルムもいつまで続くか心配だ。

知人の写真 (2-Oct-2004) #84
街や旅行のスナップ、人物、鉄道、飛行機、星などを撮る人、
家族や子供、お祭、ショーのモデル、花、鳥を撮る人達に出会って来た。
最近、新しいデジタル一眼レフカメラが発表されて、
インターネットでその情報を見ている同僚がいた。
聞いてみると、出資している自分の馬を撮る為、
最上級の銀塩一眼レフや300万画素のデジタル一眼レフ、
そして328(300mmF2.8)や高倍率ズームを持っているという。
その話をしていたら、動体撮影に適した800万画素のカメラを持ち、
F1レースが大好きというが出て来て、
ピシャリと止まったフェラーリの走行写真を見せてくれた。
身近で意外に凄い財産と写真を撮っている人がいるものだ。

シャープネス (26-Sep-2004) #83
レンズのシャープネスは解像度だけでは決まらない。
これは初めて Hasselblad で撮った写真を見て分かった。
国産レンズは、どちらかというと解像度は高く、
その割にはコントラストは今一つのような気がしていた。
一方、カールツァイスのレンズは、決して解像度は高くは無いが、
コントラストが高い為に、写真のメリハリが付き、
結果的にはこちらの方がシャープに見える。
ライカのレンズも決して解像度は高くは無く、
国産レンズと違ったシャープネスを出している。
言われている通り、コンピュータによるレンズ設計が進み、
解像度もコントラストもかなり向上しているのだが、
画一化されてそのレンズ独特の味が失われている気がしている。

アルバイト (18-Sep-2004) #82
学生時代のアルバイトは、家庭教師や職業訓練校の先生、
それに3年間程、大学の卒業アルバムの写真撮影をさせてもらう。
時間給だったから入学式や顔写真の撮影、大学野球、
編集の時期にはかなり拘束されたが、その分、実入りは良かった。
多い月には全部合わせて、新卒給料の3倍近くになったこともあり、
だからそれなりに写真機材を揃えられ、多くの写真も撮ることが出来た。
時々、結婚式の披露宴やお見合い写真、女子大のファッションショー、
良からぬ写真のコピー依頼などもあって小銭も稼げた。
税金も取られず、全て自分の為に使えたから、
もう一度、こんな儲け方・使い方をしてみたいものだ。

携帯電話 (11-Sep-2004) #81
携帯電話にパソコン機能が付き、TVが見れるまでは予想したが、
カメラが付くとは思いもしなかった。
確かに便利だし、いろいろな使われ方がなされている。
目標が定まると技術の進歩が急速に進むのはいいとして、
100万画素を超えるのがこんなに早いとは思わなかった。
写真として十分見られる。
一番驚いたのは、デジタルカメラと同様に、
写真を撮るのにファインダーではなく、
画面を見て撮るという、銀塩カメラとは違うスタイル。
沢山の人が手を伸ばて写真を撮る光景には、
慣れて来たとはいえ、ちょっと前の時代を考えると異様な感がある。
使い捨てカメラの市場が食われているが、
写真を撮る人口が確実に増えていると思う。

アルバム編集 (4-Sep-2004) #80
写真を選び、アルバムに貼り付けるのは好きな作業である。
ストーリーを考え、写真を選んで並べるのはクリエーティブ。
写真・アルバムともに余分な空間は好まないので、
貼るときには写真をトリミングし、隅を重ねて貼ることが多い。
大学の卒業アルバム編集員会に入っていたときに、
委託していたデザイナーの仕事ぶりを見て覚えた。
子供が小さいときは年に1回はアルバムの整理をしていたが、
大きくなって撮らせてくれないし、出掛ける機会も少なくなっている。
そうはいっても、帰省や親族のイベントがあるので、
2年も放って置くと写真が山のように積み上がって来ている。

標準レンズ (29-Aug-2004) #79
50mmという標準レンズを軽く見ていた。
最初に買った FD50mm がF1.8と少し暗かったし、
実はいいレンズだったのだが、見栄で使わなくなり、手放した。
ちょっとでも人と違うレンズを付けているのが格好いいと思っていたから。
しかし、6x6や6x7では好んで標準レンズを使って来た。
特に Planar80mm はレンズ性能そのものもいいが、
広角気味の画角で風景も撮れるし、人物撮影にも優れており、
慣れるとどんなものにも使えて、1本でも大丈夫という安心感がある。
長い間、35mm版カメラで50mmレンズを使って来なかったが、
ライカ を手にし、SummitarやSummicronを触ってみると、
Planar80mm と同じ使い方が出来、知らない世界を知った感じ。
1つのレンズをじっくり使って味を楽しむのもいいと思う。

撮りたくなる条件 (21-Aug-2004) #78
テーマがあることと気持ちにゆとりにあることが大事。
撮りたいテーマが無いと始まらない。
あるときはいいが、無くなると慌ててしまう。
テーマが見つからなくて焦って来ると撮る意欲が失せて来る。
時間や金銭的余裕も重要だが、精神的な余裕が無いとその気にならない。
どんなに忙しくても前向きのストレスなら全く問題にならないし、
時間やお金を何とかしようと思うものだが、
解決の見通しが難しい心配事があるとこれがよくない。
テーマもゆとりも無いときは最悪で、
こういうときに物欲が出てGetすると救われることがある。
どちらかというと今はあまりいい状態ではなく、何とかしないと行けない。

印象に残るモデル (15-Aug-2004) #77
最近のモデルはよく知らないし、時々、ハッとするモデルもいるが、
十文字美信の撮った「ゆれる、まなざし」の真行寺君枝と
週刊プレイボーイの表紙に出た篠山紀信の栗田ひろみが印象的。
確か両方とも Hasselblad で撮られ、
前者はS−Planar120mm、後者はSonnar150mmのはず。
スーパーモデルの山口小夜子が妖艶な雰囲気を出していて、
一度撮ってみたいと思ったことがある。
若者をときめかせた東てる美のヌードもインパクトがあり、
プロのカメラマンを羨ましく感じた。
何と言ってもDavidBaileyが撮る元モデルの奥さんが一番で、
美人でプロポーションもよく、いい表情や雰囲気を出してくれている。
こんなモデルが身近にいたらと思うのだが。

ルーペ (8-Aug-2004) #76
ポジが上がって来ると、ルーペを片手にワクワクする。
もう20年以上も使っているライトボックス上で、
浮かび上がるカラー画像を見るのは楽しいひと時である。
1本に何カットも気に入ったのがあるととても嬉しい。
特に露光がピシッと決まっていて、色もいいと満足感が増す。
通常は4倍のルーペを使い、ピントを確認するときは8倍のものを使う。
作品を見つけ出すのだから、色収差や歪が少ないものを選んでおり、
6x6には、カット全体を見たいことがあるから、
Hasselblad MagnifyingHood を使うこともある。
写真集を買うときにその印刷具合を見たり、
中古レンズを買う際にレンズ表面をチェックしたいので、
4x5のピント合わせにも使える小型のルーペも常時携行している。
大きい作品を見るのもいいが、ルーペで覗く小世界を楽しむのもいい。

コダクローム (1-Aug-2004) #75
コダクロームはいいフィルムである。
外式現像処理で、何十年も色落ちが無いと言われ、
独特なあの鮮やかさと質感、それにシャープネスは凄い。
コダクロームのKM/KRを知ったのはもう30年以上前。
最初に使ったのはコダクロームIIだったか。
ISO64のKRが手持ち撮影が出来、色調もよく、
気に入って使った時期があった。
静物を撮るときはKM(ISO25)を使ったが、
あまり得意な分野ではなかったので、本数は少ない。
数年前、ISO200のKLを試したら、色調は同じでも粗い感じがした。
コダクローム25と64という名前になり、
25の方が製造中止になったのは寂しい。
ライカのレンズに合うから、また使いましょうか。
ふと、ポール・サイモンの「僕のコダクローム」が聞きたくなった。

立体感 (25-Jul-2004) #74
レンズのウンチクの中に立体感というのがある。
ライカのSummicron/35mmの8枚玉がそうだと聞くが、
じっくり写真を見た訳ではないので分からない。
持っている35mm判のレンズでは感じたことはなく、
ある程度、大きく伸ばさないと分からないだろうし、
カラーだと情報量が多いからモノクロの方が分かり易いと思う。
Hasselblad のPlanar80mmで、
ときどき主体が浮き上がって来るカットあり、驚くことがある。
ある写真店に展示作品用にドライマウントを頼んだとき、
店主が一目でレンズを言い当てたことがあった。
ホームページ上では十分に表現出来ないのが残念である。

暗室遍歴 (17-Jul-2004) #73
最初の暗室は、夜になってからしか出来ない下宿の自室。
雨戸を閉め、窓には暗幕を張り、畳の上には新聞紙を敷いて、
その上に引伸し機や現像バットを置いたから、
長時間やると結構疲れた。
大学の写真部に入ってからは、ときどき、こちらを使わせてもらう。
教養学部の暗室は部室と兼用で、人が全員出ないと行けないので、
他の人とタイミングが合わないと使えなかったが、
専門学部の暗室は部室と独立していたから、
休日を含めてかなり自由に使えた。
大学院では、写真関係の講座だったので研究室に暗室があり、
さらに別の建物に使い勝手のいい暗室を見付け、これを独占出来た。
ここを使った2年間で相当数の現像を行い、腕も上がったと思う。
社会人になってからは、マンションの、窓の無い風呂場を暗室に充て、
年に1〜2度、それでも3年間位は続けたような気がする。
子供に手がかかるようになり、仕事も忙しくなって興味も薄れ、
次第にフィルムも印画紙現像もやらなくなってしまう。
定年後の楽しみに再開を考えていたが、
デジタル化が進み過ぎてもう出来ないかも知れない。

フィルターいろいろ (10-Jul-2004) #72
モノクロを始めると赤や黄色のフィルターで撮りたくなる。
最初の頃はその効果もよく分からず、
どちらかというと格好良さで使っていたかも知れない。
カラー用の色温度補正フィルターやゼラチンフィルターも揃えた。
ソフトフィルター各種、光条が出るクロスフィルターも。
UVフィルターに真ん中を除いてグリスを塗って遊んだこともある。
そういえば、偏光フィルターもあった。
撮りたい写真が、どちらかというとストレートなものが多く、
ポートレートでぼかす手段も決まって来たから、次第に使わなくなった。
どこかに仕舞ってあるはずだが。

100ft巻 (3-Jul-2004) #71
カメラの棚の奥から100ft巻が出て来た。
中には未使用のトライXが3本。
最後に35mmのモノクロを使ったのは1979年だったはずで、
もう25年も前になるのだろうか、懐かしい。
ヨドバシでプラスXやトライXの100ft巻を買い、
同時に隅のカゴから空のパトローネを取って来る。
バークバッグに手を入れて儀式の開始で、結構、緊張する。
1度に36枚撮りが17本取れたはずで、
無事終了すると、さぁ撮るぞ、意欲が沸いて来たものだ。
探したら巻取り器も見つかったが、この先、使うことはあるのだろうか。

広角レンズ (26-Jun-2004) #70
 学生のときは FD28mm を常用レンズにしており、
コンパクトカメラやライカを使い始めてからは35mmが多くなった。
若いときに28mmに馴れ親しんでいるから、この画角が染み込んでおり、
35mmでは物足りなさや感覚違いを起こすときがあるが、
慣れて来ると使い易く、写りが自然で、人を入れた写真にも使える。
とはいっても、28mm使うと、慣れているせいか、やっぱり安心。
久しぶりに FD20mm を持ち出したら、突然、違う世界が現れ、
シャッターを押す回数が増えて楽しかった。
ライカにも21mmを加えておいた方がいいかも知れない。

東京写真文化館 (20-Jun-2004) #69
 宣伝をする訳ではないが、ここはお気に入りの写真館。
厳選したモノクロのオリジナル写真の展示が多く、
静かでゆっくりと見られるのがいい。
写真集も置いてあり、コーヒーを飲みながら鑑賞が出来、
展示されている作者の写真集があるときには何冊か買ったこともある。
特に印象に残っているのJeanloupShief、
MichaelKenna、それにJockSturges。
バービー山口もよかった。
こういう展示施設は大事にしたいし、出来るだけ通い続けたいと思う。

(追記)
残念ながら、2004年の年末、突然、廃館となった。
質のいいオリジナル・プリントを見られる場所だったのに。

鉄道写真 (13-Jun-2004) #68
 写真を撮る人にもいろいろな人達がいる。
電車の型式やどこにどんな電車が走っていてどうのこうのと語り、
ひたすらSLや電車の写真を撮り続けている人は、
AnotherWorldの鉄研(鉄道研究会)に属する。
薀蓄がよく分からないし、写真自体が絵となっていないと思っていた。
近寄らないでいたが、廣田尚敬の「SL夢幻」を見て驚く。
SLから引き出される動的空間や主張に圧倒され、
モノの見方、撮り方を改めて考えさせられた。
特定のモノを撮る人には物凄い撮り方をする人がいる。

モデル探し (5-Jun-2004) #67
ポートレートのモデルを探すとき、人に頼っては行けない。
男性に知人・友人を紹介してもらうと、
部分的に綺麗だが写真を撮るにはバランスの悪い女性だったり、
変に水っぽいのや可愛過ぎていたりで、とても絵にならない。
如何に自分と好みが違うか痛感する。
女性が女性を紹介するときは、
絶対に自分より綺麗な人を連れて来ない。
先輩に言われた通りで、面白くない撮影となったこと3度。
これに懲りて、自分の好みで自ら探すことにしている。
故樋口忠男先生に「君の使うモデルはいつもいいね」と言われた。

藤沢コレクション (29-May-2004) #66
札幌のヨドバシカメラの3Fにカメラミュージアムがあった。
社長の藤沢さんのライカを中心にしたコレクションで、
レンズは大したことはないが、そのカメラ群には唸ってしまう。
普通のコレクションと言えば、珍品・名品を集めたものであるが、
M4の50周年記念モデルやRシリーズのサファリなど、
幾つものライカがシリアル番号続きで何台も置いてあるのだ。
モータードライブや珍しいオプションもたくさんある。
そんなに古いものではないが、その集め方と数に圧倒され、
買い付けされたものを店頭に置かなかったように見えた。
個人のコレクションというのはなかなか目に触れることがないが、
自分で集められたものを自分の店で見せてくれるのは評価に値する。
もう一度見ようと思って行ったら、大阪に移ったらしいとのことだった。

ヨドバシカメラ (22-May-2004) #65
最初に行ったのは大学に入ったときだから、もう30年以上前か。
淀橋浄水場の跡地に京王プラザホテルが建った後だった。
ビルの片隅にカウンタ1つの写真用品屋で、名前は地名から取ったはず。
東口のサクラヤや池袋のキクヤの方が大きかったように覚えている。
1年生の年末、スキーに使うはずの2万円の小遣いを
ダミ声のお兄ちゃんのセールストークで引伸し機を買ってしまった。
これが縁で本格的に写真を始め、ここで キャノンFTb を売り、
空のパトローネも拾い、100ftのプラスXやトライXも買ったし、
カメラやレンズもたくさん買って来た。
今でも一番よく使うカメラ屋である。
それにしてもこんなに大きくなるとは思ってもみなかった。
カメラ売り場が主役の座から移ったのは悲しい。

クラカメ・バブル (16-May-2004) #64
ライカに関心を持ち始めた頃、相次いでクラカメ本が出された。
情報を得るにはいいが、カメラやレンズの中古価格が急に上がり、
セールでもあればあっという間に無くなるのには参った。
こんなにカメラ好きの人が多いのかと思い知らされる。
昔、買おうにも買えなかった人が、お金に余裕が出来、
中古で価格も安くなって手に入れられるのはいいことだ。
ブームを機会に、しっかり作られたモノに興味を持ったり、
写真を始めるのもいい。
しかし、いい加減に使う、飽きると共に捨てるように売り払う、
売買で儲けることに目が行く、そんな人は頂けない。
もうネタが無くなって来ただろうという時期には本も少なくなり、
ブームも落ち着いて来たように感じる。
これからもクラカメを大事にする人が本当の愛好者だろう。

動産保険 (8-May-2004) #63
学生時代、吉祥寺の「カメラのキムラ」によく通っていた。
現在は新宿店で有名なS井さんとお付き合いがあったから。
ときどき、ベレー帽をかぶった白髪の紳士が来られており、
テーブルには Hasselblad が置かれ、
会うたびに違うレンズが付いていて驚いたものだった。
井の頭公園で写真を撮って老後を楽しまれていたようで、
あるとき、三脚にカメラを付けたまま、他を歩いて戻って来たら、
Sonnar250mmやTeleTessar350mmを含め、
ほとんど全て無くなっていたとのこと。
さぞかしガッカリされたことだろう。
盗難の話が続き、 Hasselblad を購入後、
数年間は動産保険を掛けていた。

ブロニカ (1-May-2004) #62
写真部の友人が持っていた。
ずっしりとした形状で、いかにも中判カメラでござい、という感じ。
ガシャンと大きな音だが、意外に衝撃は少ないように覚えている。
一度だけ使わせてもらう機会があり、ニッコール75mmの凄さを知る。
周辺部がちょっと弱いものの、中心部の解像度の高さに驚く。
ストロボで撮ったから余計シャープに写っていて、噂通りだった。
ニコンのレンズを使っているというのはいい売りだったし、
Hasselblad より安いから売れたのも分かる。
このカメラで撮っても Hasselblad で撮ったと誤魔化せない。
Hasselblad で撮るとノッチが写ることを初めて知った。

ベタ焼き機能 (24-Apr-2004) #61
ネガフィルムの現像は、家族などのスナップが多いときは
どのカットも見たいから同時プリントにしているが、
作品を狙っているときはいいカットしか欲しくないので
全部プリントすると高く付いてしまう。
自分で現像をしてたときは120も135もベタ焼きをしていた。
T400CNでそこそこ撮れることが分かり、
モノクロ写真を再開したくなっている。
手元のスキャナでいいカットを探しているが、
簡単にベタ焼きも出来るスキャナは出ないだろうか。

初めてのライカ (17-Apr-2004) #60
ライカという名前を知り、初めて見たのはM5。
大きなライカがあるというので銀座のカメラ屋でちらりと見た。
カメラ毎日のレンズ評価は良くなかったし、
価格が国産カメラやレンズの2〜3倍だったように思う。
F−1 が気に入っていたのであまり関心が無く、
友人がライツミノルタCLを買ったときに触らせてもらった程度。
小さくて手軽だし、40mmと90mmのコンビが良く、
写りも良かったように覚えている。
あれから20年以上、ライカという単語を知らずにいたのに、
同僚の何気ない「ライカは持っていないの」の一言から始まり、
まさか自分のところに来るとは思わなかった。
想像していたのとは違って、触って良し、撮って良し、である。

手ブレ (11-Apr-2004) #59
古いポジに使えるものがないかと調べていたら、
初期の頃の写真にかなりピンボケがあった。
ちゃんと焦点を合わせているはずなのに全体にぼんやりとしている。
まだ下手なときは撮る瞬間にカメラを止められず、
粋がって速写をしていたような気がする。
ピンボケと思っている写真のほとんどは手ブレだと思う。
しっかり撮れるようになり、ちゃんと三脚を使ったものは当然綺麗である。
最近はスナップが多いせいか、手持ちなので速いシャッターが多く、
ピントが浅いので注意はしているが、不安は付きまとっている。
やはりいい写真はシャキッと写っているべきで、
ここぞと思うときは手間を惜しまず三脚を使うべきだろう。
デジタルSLRを買うときは手ブレ防止機能付きレンズを買うつもりだ。

盗難 (3-Apr-2004) #58
学生の頃、卒業アルバム編集会のアルバイトをしていた。
ニコンを中心とした一眼レフ、 ペンタックス67 やマミヤC330等、
たくさんのカメラやレンズが置いてあり、しかもいいものが多かった。
個人にも貸し出していたから、好奇心の強い若者達には楽しみだった。
ある朝、部屋に来てみると、ドアが壊され、
ロッカーの中身がきれいに無くなっていて、皆、真っ青になる。
大学の隅にある建物の最上階、一番奥の部屋で、
木の扉は簡単な鍵だけで閉まっているに過ぎない。
カメラは金庫ではなくスチールロッカーに入っていたから、盗るのも簡単。
カメラが5台以上、レンズも20本近いから、結構な被害額だった。
買ったばかりのFD400mm/F4.5は2〜3回しか使っておらず、
AE−1やFD200mm/F2.8等、残ったのは極わずかだけ。
以降はキャノンに統一し、厳重に金庫に入れるようになったが、
油断大敵、自分のものも注意しないと行けない。

欲しくなる時期 (27-Mar-2004) #57
カメラやレンズが欲しくなるのは、年末と春先。
年末は好きな天候になって写真を撮りたくなり、
ボーナスも入るせいだろうか。
春が近づくと、さぁこの一年どんな写真を撮ろうかと考え始める。
新製品が出て来ているせいもあるだろう。
どういう訳かこの時期を乗り切ると、欲望が萎えて来る。
撮るには十分な機材を持っているし、
そんなに撮るテーマや時間も無いのにと思うが、
オモチャがあればそれなりに遊べるし、和むものがあるはず。
ここ数年、買い物をしていないので、そろそろ何かを。

Rolleiflex (20-Mar-2004) #56
Rolleiflexを買おうと思ったことがあり、今でも関心はある。
Xenotar付きの最後のバージョンが新品で売っている時期で、
探せばPlanar付きもあったように思う。
いろいろなバリエーション、特にポートレートを撮りたくて、
交換レンズやマガジンが要るだろうと、
Hasselblad を選ぶこととなった。
すでに過去のカメラとして使っている人がいなかったせいもある。
JeanloupShief、秋山亮二、与田弘志、東松照明など、
Rollei使いのいい写真を見ていたし、内面反射が少ないせいか、
潤んだようなモノクロの写りには堪らない魅力を感じる。
いざ手に入れるとなるとXenotarかPlanarか、
75mmか80mmか、それとも全部か迷ってしまうだろう。

コンパクトカメラ (14-Mar-2004) #55
最初に買ったコンパクトカメラは オリンパスXA
斬新なコンセプトで、ピント合わせや逆光補正など、
どうしても自分でやりたい操作が確実に出来、
何よりもポケットに入る大きさとケースが無いのがいい。
今でも使っており、XA2以降はちょっと気に入らないが、
このままの大きさでレンズと露光機能が現代版に改善されたらと思う。
もう一つのお気に入りは ニコン35TIで、
出張カバンに入る高性能レンズ付きコンパクトカメラが欲しかった。
ただ、自由度が少ないのとストロボの使い方が難しいのが気になる。
意外にいいのがペンタックスの ESPIO80
いいレンズと剛性が備われれば欲しくなるだろう。
リコーGRシリーズは、単体レンズを買ったので買いそびれてしまった。
この手のカメラは、旅行や日々の楽しみを写し撮ってくれる。

ヌード (6-Mar-2004) #54
女性の写真は好きであるが、ヌードはあまり撮らない。
撮れていないというのが正しいだろう。
私の撮りたい写真のモデルを探すのは難しいし、
見つかっても、場所探しや雰囲気作りも大変。
撮り慣れていないから余計うまくなりそうにない。
素っ裸だけ、というのも絵になりにくくて好きではなく、
DavidHamiltonのような構図で、
シャープなモノクロ写真を撮りたいと思っている。
しかし、今の時代、簡単に女性には声を掛けられないので、
もう撮る機会は無いかも知れない。

ライティング (28-Feb-2004) #53
人工光では、タングステンランプを1〜3灯使ったポートレートが多く、
そのときの気分次第でいい加減だったかも知れない。
少しは習ったが、それほど経験が無く、うまくない方だ。
大倉舜二の食べ物のライティング・テクニックに驚き、
静物をきちんと撮れるようにと気合を入れた時期もあったが、
必要なレベルに達する前に写真から離れてしまった。
ストロボは全く不得意で、多灯での影を消したり、
メリハリを付けるセッティングは出来ないに等しい。
自然光の方が好きで、光の射す場所と時間には大変気を使い、
一度ガラスを通した光とか、木洩れ日を使うのが好きである。

モデル撮影会 (21-Feb-2004) #52
初めて行ったモデル撮影会は向ヶ丘遊園でのタレントショー。
フル装備の重いカメラバッグを下げ、気負って出かけた。
まだポッチャリしていた関根(現高橋)恵子、岩下志麻、シェリー。
超一流モデルのエマや雑誌で見かけるモデルも何人かおり、
来ているアマチュア・カメラマンが何と多いことか。
年若き小心者は皆の後ろから撮るしかない。
スタジオでのヌード撮影会にも行ったが、場末の飲み屋のオバサン風。
大学の写真部でモデルを雇った、女子大との合同撮影会も。
プロのモデルのワザとらしい仕草にはどうもウンザリするし、
他の人がいると自分の思うような写真が撮れず、5〜6回で終わりにした。
それにお友達になれないし。

FDレンズ (14-Feb-2004) #51
FDレンズというのはしっかり作られていて、写りもいいと思う。
F−1 と同じように気合を入れて作ったのだろう。
ニコンはシャープだが硬い感じで、オリンパスはボケがきつく、
ペンタックスはモヤっと平板な印象を受けていた。
キャノンはようやくFLレンズからFDレンズに移行が進み、
毎年、新しいレンズが増え、大口径、非球面、蛍石、超広角、ズーム等、
他とは違った高性能を謳うものが出て来て興味がそそられていた。
シャープネス・コントラスト・ボケ等、いずれも不満は無く、
それほど個性を感じないものの、
どのレンズで撮っても平均以上の画像が得られる気がする。
締付けリングにズレてレンズの交換にイライラすることもあるが、
後から変わったバヨネット・マウントよりはしっかりしていていい。
最近のプラスチックレンズとは一線を画し、再評価されているのが分かる。

F−1の魅力 (7-Feb-2004) #50
そもそも、キャノンのカメラから本格的に写真を始めている。
周りの友人にニコンFやF2を持っている人が多く、
羨ましかったと同時にアンチ・ニコンとなって F−1 を買う。
直線を基調にしたデザインとブラックペイントにはまってしまった。
無骨なニコンに比べ、新しい分、いろいろな所が洗練されている。
外見もいいが、 FTb に比べて操作性が格段に改善されていて、
視野率や測光方式がよかったし、巻き上げがスムーズ。
それに当然、システム性やFDレンズがいいのが気に入ってしまう。
コマーシャルや報道関係のプロの使用が増え、
自分もうまくなったような気になって、上達が早くなったみたい。
持っているのは初期バージョン2台で、格好から入る身としては、
その後のF−1nとかニューF−1は好きになれない。

フィルムスキャナ (1-Feb-2004) #49
ホームページには35mmフィルムからの写真も必要と、
2000年にフィルムスキャナを手に入れる。
2700dpiの普及品で、そこそこは使えたが、
もう少しダイナミックレンジが欲しく、周辺光量不足がはっきり分かった。
やはり段々と不満が募り、1年半後、我慢出来なくなって買い換える。
2800dpiか4000dpiか迷い、金額、使用頻度、
用途を考えてこれも普及品とした。
性能・機能は大幅によくなっており、これも最初は満足したものの、
どうもツヤが足りないような気がして、不満になっている。
もっとパラメータを振ってもうまく行かなければ、どうしましょうか。

スキャナ (24-Jan-2004) #48
フラットベッドスキャナの性能が上がっている。
1998年末、ブローニー用にと購入したのは600dpiで、
しっかり画像処理をすれば何とか使えるかなという感じだった。
もう少しいい画質が欲しいと3200dpiを使い始めると、
その解像度と色調の豊富さに技術の進歩を見る。
ただ、構造上、ピントが少し甘いのは仕方ないが、
何十万円もするブローニー専用スキャナを買うことを考えれば、
数万円で済むのは助かる。
最近、廉価版の3200dpiスキャナーを買ってみたら、
より使い易くなり、ソフトウェアも向上していて驚く。
モノクロもそこそこ色が出ている。
暗室現像のように環境問題を考えなくていいのは有り難いし、
個人で簡単に使うには十分だろう。

カメラとレンズの組合せ (17-Jan-2004) #47
人物、特に女性の写真を撮るときは、カメラとレンズをフルセット、
それに三脚や照明器具なども持って行き、
6x6と35mmカメラの両方となることがほとんど。
よく使うのはSonnar150mmとFD100mm。
スナップとなると歩き廻るから重さに制約が出るので、
出かける前から撮りたい写真を決め、カメラとレンズを限定する。
最近はライカが多く、 M4 には35mmが標準で50mmがオプション。
M3 は50mmが標準で90mmがオプションだが、
時として28mmが標準で50mmがオプションとなることあり、
カメラ1台にレンズが1〜2本で、せいぜい3本である。
Hasselblad でスナップを撮るときは、
Planar80mmが標準レンズのときが多いが、
このところ、Distagon50mmを使うことが増えている。
ライカを持つ前は キャノン を使っていたが、
FD28mmかFD100mmをよく使う。

ライカのレンズ (10-Jan-2004) #46
たくさん持っている訳ではないし、まだ十分に撮ってはいないが、
ライカのレンズは気に入っている。
同じ35mmで撮った Seoul の写真を見ると分かるが、
どちらかというとニコンは冷調、ライカは温調という印象で、
コダックのフィルムと合わせると渋みが出ていて、この色がいい。
フランスで撮ったときも、ヨーロッパの空気に合っていると感じたものだ。
ポジでしか撮らず、大伸ばしでじっくり確認していないから、
まだ絞り加減による変化はあまり分かっていない。
時としてボケがざらつくことがあるが、
全体として、温かみのある色調と立体感というか質感がいいので、
よく使うようになっている。
それに何といっても小さくて持運びに便利なのもいい。

ライカの感触 (3-Jan-2004) #45
ライカを使ってみるとその良さがはっきりと分かる。
しっかりとした作りで、手に馴染む大きさと重さ、金属の感触がいい。
古いものであるが、人間工学的にうまく作られていると思う。
それにシャッター音が小さく、その衝撃も小さいのもいい。
優秀なレンジファインダだからピントも合わせ易いし、
またブラックアウトも無いので、確かにスナップに向いている。
おまけに大きくなくて持ち運びし易いから、もう止められなくなった。
M3 よりも M4 の方がデザインもいいし、使い易いので好きである。
この感触のおかげで、エンジニアリング・プラスチックを使った
大き目のAF一眼レフを買えないでいる。

中古 (28-Dec-2003) #44
欲しいな、と思う中古のカメラやレンズがあっても、
なかなか手が出せない。
見る目に自信が無く、外れたときのショックが嫌なのである。
Leicaの M3M4 は、知人から購入品したからこれは安心だった。
次に手にした中古カメラは Hasselblad/SWC で、
思っていたよりくたびれ、Feet表示だったから、すぐに手放した。
やはり見る目が無かったと反省しきりで、
高額だったから余計失敗感が強く、アレルギーが出来てしまった。
その後もヤフオクや中古屋でレンズやアクセサリを何点か買ったが、
外れは少なかったものの、やはり気乗りがしない。
それほど欲しいものが無いので、あまり手を出すことは無いと思うが、
ショーウィンドウを見るのは好きである。

正方形フォーマット (20-Dec-2003) #43
6x6という正方形フォーマットが好きである。
トリミングがし易いフォーマットと言われることがあるが、
実は撮ったものが凝縮されているからどこも削れない。
35mmフォーマットや6x7等の長方形フォーマットの方が
むしろトリミングし易いと思う。
正方形では空間に余裕が少なく縦横が同じ長さだから、
構図が決まってしまう傾向が強く、注意しないとバランスが悪くなる。
正面から撮る写真が好きで、
対象物の姿をそのまま写し出してくれるからいい。
決まったと思う写真がそれほど撮れていないので、
まだまだ撮り続けないと行けないだろう。

Linhof4x5 (13-Dec-2003) #42
大学の研究室にLinhofの4x5のセットがあった。
Technikaだっただろう。
レンズは、SuperAngulon90mm/f8、
Xenotar135mm/F5,6、
Symmar180mm/F5,6の3本で、
幾つかのオプションも含め、純正の革ケースに入っていたから、
随分高かったはずである。
画像処理がテーマの比較的金回りのいい研究室で、
実は Hasselblad の500Cもあったらしいが、
買って1年もしない内に無くなったと聞く。
このLinhofをそっと借り、結構、楽しませてもらった。
いつかは4x5と狙っているが、なかなか手が伸びていない。

ウェストレベル・ファインダ (6-Dec-2003) #41
ウェストレベル・ファインダで撮る写真が自然に見えて好き。
腰の高さでは低過ぎ、胸の高さで撮るくらいがいい。
35mmカメラのようなアイレベルでは見下した感じになり、
水平になりにくいから画面に歪みが出る。
人物写真では、こちらの目とカメラが離れているので、
モデルがカメラを意識することが軽減され、撮り易くなる。
ときどき目の高さで撮りたいときもあるが、
そんなときはカメラを逆さにして頭の上に持ち上げて撮ると
いつもと違ったアングルの写真になって面白い。
ただし、広角レンズで建物を撮ろうとすると、
歪みが大きくなるから難しさを感じる。

蛍石300mmレンズ (29-Nov-2003) #40
持っているレンズの中で FL300mm/F5.6Fluolite だけ、
撮れた、という感触が無い。
最初の蛍石レンズで、コントラストや色、ボケともに素晴らしく、
とても性能のいいレンズなのだが、作品らしきものが出ていない。
200mmまでのレンズはそれなりに使えており、
どうも長いレンズはダメなような気がする。
ポートレートではバックがボケるので、
しっかりと主題をつかまえないと行けないし、
多く使われているスポーツ写真はやらない。
撮ったときに平板になったり、ピントが浅いのが嫌なせいもあろう。
風景とかスナップに使おうとはしているが、どういう訳か腰が重い。
そうはいっても悔しいので、何とかするつもり。

Hasselbladの価格 (22-Nov-2003) #39
私の Hasselblad は1975年製で、実際の購入は1977年。
スウェーデンで作られて日本で手にするまで、2年もかかっている。
当時の金額で、本体・レンズ3本・マガジンなど、
一式で100万円少々かかったと記憶しており、
貨幣価値を考えると、現在の200〜250万円に相当するのだろうか。
今、同じものを中古で手に入れたとすれば、70万円位になる。
250万円を投資したとして、すでに25年間所有しているので、
年に10万円かかったことになるから、
ここ数年で買い集めた場合よりは安い買い物になるかも知れない。
そうは言っても、ONEオーナーで素性を全て知っていること、
一番撮りたかった時代や撮りたいときにいつでも手元にあったというのは、
かけがえの無いことだと思う。

Hasselbladの購入 (15-Nov-2003) #38
大学では写真部と同時にアルバム編集委員会に入っており、
そこには中判カメラも用意されていた。
AsahiPentax6X7 を使わせてもらい、
ブローニーフィルムの階調の豊富さと黒の締まりに驚いて
自分でも購入してしまう。
しかし、次第にコントラストや色調に不満を感じるようになり、
多くのプロが使っていた Hasselblad に関心が行き始め、
特に、身近の 関健一 さんの作品の色にも魅せられていた。
日本のレンズには無い独特な色調とまろやかなボケ味、
そして堅牢でシンプルなシステム性がいい。
ちょうどその頃、 Hasselblad の販促用に
たくさんの 小冊子 が出ていて、これも刺激となる。
大学院に入って金回りがよくなり、そうなれば思いを遂げるしかなかった。
今でも買ったときの感激を覚えている。
まだ中古は少なく、故障の修理費を考えて新品を買ったが、
サービスや安心感を考えると、正解であったように思う。

ホログラフィ (8-Nov-2003) #37
写真から離れたくなかったので、ホログラフィの研究室を選んだ。
ホログラフィはレーザー光の干渉を利用した写真で、
3次元画像や計測の分野で注目されていた。
私がやっていた20数年前でもかなりの歴史を持っており、
期待された技術であった。
当然今でも使われており、目にする有名な成果と言えば、
クレジットカードなどに付いている偽造防止のシールであろう。
奇麗な赤や青のレーザー光、ホログラフィ機器を自由に使えたので、
何か自分の作品に使えないかと思っていたが、
結局はホログラフィ乾板とLinhof4×5を使って、
研究室のメンバを撮っただけに終わってしまった。
ドイツのAgfaから輸入していた高価な特注乾板を使ったから、
えらく怒られたのを覚えている。

超高速度カメラ (1-Nov-2003) #36
三次元画像を出すホログラフィ(クレジットカードに使われている)と
毎秒10万コマを撮れる 超高速度カメラ を使って修士論文を書いた。
この カメラの構造 は、まず2m位に切った35mmフィルムを、
直径1mのドラムの外周内側に張り付け、これをグルグル廻す。
そして、ドラムの中心には直径5cmほどの8角形のミラーがあり、
ドラムと同じ方向に高速で廻す。
この装置の入った部屋全体を暗くして、
レンズシャッターと対象物を同期させて1/1000秒だけ光を入れる。
撮れるのはわずか数10コマで、
光源を出来るだけ明るくしても届く光量が少ない為、
ISO6400とか12800相当となり、
かなりの増感現像が必要で、その処理は職人技が必要だった。
これで撮ったのがディーゼルエンジンの 点火の瞬間 で、
燃料の濃度変化と衝撃波が確かに音速で走っているのが分かる。
卒業した後、教授の退官と共に研究室が消滅したので、
毎秒10万駒で写真を撮ったのは私が最後だろうし、
世界に1台しかないこのカメラも処分されたはずである。

接写 (25-Oct-2003) #35
カメラを持つと花や虫などの接写をやりたくなる。
ベローズまでは買わなかったが、
接写リングやマクロレンズ( FD50mmマクロ )を手にして、
身近なものを撮りまくった。
アップで撮ると違う世界が出て来て、色やボケが余計際立たせてくれる。
はまるのも分かるし、花を撮るだけでもテーマが尽きることが無くていい。
残念ながら、ピントや露出調整に時間をかける撮るスタイルが合わず、
ポートレートを撮り始めたせいもあり、長続きはしなかった。
ふと思い出して接写リングを探したが見つからない。
処分したのか、それともどこかに仕舞い忘れたか。

三脚 (19-Oct-2003) #34
三脚はGitzoがいい。
しっかりしていて、締め付けてもグイとやれば微調整が効く。
20年以上前のモデルだが、まだ充分現役である。
6×6では三脚を使うべきであろうが、
最近は不精していて使わなくなった。
スナップが多くなったせいもある。
ポートレートを撮っていたときはちゃんと使っていたから、
テーマが変わると使うだろう。
建物の写真を絞り込んで撮りたいときがあるが、
そんなときに限って持って来ていない。
軽くて持ち運びに便利なカーボン三脚を買ってはみたものの、
1年近く経つのにまだ使っていないのはよくないことだ。
こんなことを考えていたら、三脚を使う写真を撮りたくなって来た。

マビカ (11-Oct-2003) #33
1981年にデジカメの1号機とも言えるマビカがソニーから出た。
CCD素子の開発に多少関わっていたから、
いつ出るのかと心待ちにしていたものだ。
会社で触れる機会があり、写真屋さんに現像を頼まずに済み、
データをパソコンに入れられる便利さに驚く。
CCDの高密度化と量産化が進んでいたので、
開発競争が進み、すぐにでも普及すると考えていたのに、
意外に時間がかかったように思う。
まだデジタル機器に時代が合わなかったのだろうか。
しかし、このところの普及度を見ると、
これほど短期間に銀塩カメラの数を追い越すとは思わなかったし、
ファインダーを覗かず、
液晶画面を見ながら撮るスタイルになるとは予想もしなかった。

マイクロラボ (4-Oct-2003) #32
かなり前のことになるが、フランスの "発明おじいさん" のアイデアを
商品化出来るかどうか調べたことがある。
コダックのプロ用カラー現像薬を使ったウェット処理で、
特殊な手順と高さ1m位の木と市販の容器などで作った試作装置により、
明るい場所でフィルム現像も印画紙現像も出来る。
45分写真屋さんでよく目にするミニラボの超小型版で、
個人ユーザーや小規模の業務用が対象となるはずであった。
製品として作り上げることは問題無いが、
儲けられるのは紙や薬品といった消耗品であって、
ハードウェア・メーカーでは儲からないことが分かり、
結局は開発・商品化を断念してしまった。
何かとお世話した関係もあり、個人用途でこれを作る権利をもらい、
老後の楽しみに作ろうかと思っていたが、
デジカメやスキャナ等が普及した現在では意味が無いかも知れない。

ポートレートの始まり (27-Sep-2003) #31
ポートレートを撮るきっかけは、やはり彼女を撮りたくて。
新宿御苑に行き、この為に買った FD135mm を使う。
彼女の一番奇麗な瞬間を撮れ、至上の喜びを感じる。
初めての大学祭の写真展では、
女子大に行った友人に紹介してもらった女性の作品を出したら、
先輩から誉められ、益々、撮影意欲が向上した。
これが作品用に初めてモデルを使ったポートレートだったかもしれない。
その後、ミス・ワールドのコンテストで賞をもらった女性とか、
プロのモデルやタレント志願の女性に次々に知り合い、
表情やポーズなど、人物撮影の基礎を勉強させてもらう。
初期の頃から比較的美形と接することが出来たのは幸運であった。

夏目雅子 (21-Sep-2003) #30
プロのモデルをしていた女性から、
夏目雅子さんのデビュー直前に撮ったプロモーション用写真をもらった。
スタジオに転がっていたみたい。
短大に入った頃だろうか、まだポチャッとしており、
確か藤井秀喜さんが撮ったと聞いた。
あの有名なカネボーの写真の前だから、今ではお宝かもしれない。
その後、彼女と同級生の女性をモデルとして撮らせてもらったとき、
いろいろと素顔の夏目雅子を聞かせてもらい、意外な一面に驚く。
21〜2歳のときか、大学祭のマドンナとして来てくれ、
取材班として何枚か写真を撮ったが、
ちょっとおしゃべりしたときにその同級生の名前を出したら、
作り笑いの商売顔から急に友達モードの笑顔になったのを覚えている。
手元には、そのときの ポラロイドも1枚 残っている。

好きな天気 (14-Sep-2003) #29
カラッと晴れた日が好きである。
秋から冬にかけての、青空と強い中にも柔らかさのある日差しがいい。
春の光は強過ぎるし、夏は意外に霞んでいてしっくり来ない。
台風一過の天気も空気が澄んでいて好きである。
首都圏では、車やビルの排ガスのせいであろうか、
スッキリとした日が少ない。
街の写真を撮るときは、人の居なくなった年末年始が狙い目だ。
ポートレートは、陰の出にくい曇天がいい場合が多いが、
戸外で撮るには、やっぱり秋がいい。

8x10 (6-Sep-2003) #28
4x5のポジやモノクロプリントはそこそこ見る機会はあったが、
初めて8x10のモノクロプリントを見たときは驚いた。
関健一 さんがディアドルフ8x10を入手され、
初プリントを見せてもらって、とにかく唖然とした。
その階調の凄さと長焦点レンズによる浅い被写界深度特有の描写。
35mmと120版の写真を見比べただけでもその違いに驚いたのに、
迫力や描写の緻密さが全然違う。
撮影のお手伝いもさせてもらうこともあり、蛇腹カメラの面白さも知る。
4x5や8x10で撮られた写真展を見る毎に感動し、
いつかはディアドルフをと思いつつ、
もうこのカメラが作られなくなったことを知らなかった。

フィルムかプリントか (30-Aug-2003) #27
学生の頃、写真部の友人達とフィルムとプリントのどちらが大事か、
議論を交わしたことがある。
火事になったら、どちらを持ち出すか。
フィルム派は、フィルムが基本であり、何度でも再生出来るから、
これさえあれば、と言う。
私はプリント派で、処理の温度や時間の差異により、
偶然の色や階調を作り出し、2度と同じものを再現出来ないから、
その1枚が作品であると考えた。
自分の好きなように現像出来ない環境になり、
昔の作品を眺めてみると、苦労して色を出したことを思い出す。
やはり、後々まで残したいのは、たった1枚のプリントでしかない。

家族写真 (23-Aug-2003) #26
毎年お盆の頃、10〜12家族が長野のある湖畔に集まっている。
もう30年近く前から始まり、私も25年前からの参加で、
多いときは50名近くになったこともある。
子供が大きくなり、最近では一緒に来なくなったが、
それでも今年はピークで20名が集まった。
写真の記録性としての題材にどうか思い付き、
5年前からそれぞれの家族の写真を取り始めた。
6x6で撮った写真だから当然奇麗で、皆も喜んでくれている。
もっと前から撮っていれば、子供の成長と共に、
家族の変化を知ることが出来て面白かったと思うが、
写真に興味の無い時期もあったから、気が付くのが遅かった。
しかし、元気な人達が多いから、まだまだ続けられるだろう。

AFカメラ (16-Aug-2003) #25
何度か買おうとしたが、AFのSLRカメラを1台も持っていない。
最高機種に加え、レンズもいいものを数本となるので、
100万円は確実に越えるはず。
多分、ボディが1台では済まないだろう。
ライカで散財し、写真を撮る回数もそれほど多くないから躊躇している。
露出もフォーカスも全てオートになり過ぎるのに抵抗があり、
大きさが思ったより大きくて手に余るのも躊躇う理由である。
そうは言っても、最近、デジタルSLRの性能が上がり、
価格も下がって来たので、興味が無い訳ではない。

撮影場所 (9-Aug-2003) #24
ポートレートを撮るときは、古い建物か野原をバックにするのが好き。
明治時代からの建物がある大学構内が一番好きで、
今でも使わせてもらっている。
学生の頃は、鍵を持っていたので休日でも校舎内で撮れた。
最近はサッシや新しい配管、クーラーの屋外機があったりで、
撮りたいと思った建物の前で撮れなくなって来ている。
バックに林のある田んぼで撮るのが比較的好きで、
中央道が使える山中湖とか清里に行くことが多い。
もっと撮りたいのだが、ポートレートが年に1〜2度では腕がさび付く。

カメラ毎日 (2-Aug-2003) #23
最初に買ったのは日本カメラで、
ある程度、カメラや写真のことが分かって来るとカメラ毎日に替わった。
他の2誌はカメラ雑誌だったが、これだけが写真雑誌で、
インパクトのある写真や記事を出していたから好きだった。
写真に夢中になっていた1975年から1979年まで、
好きなページをスクラップにして持っており、
何を撮るか迷ったときなど、時々見直している。
山岸章二さんが編集長を辞めた後から流れが変わり、
1985年5月号で廃刊されてしまった。
いい雑誌だったから、また復刊されれば購入するのに。

ズームレンズ (26-Jul-2003) #22
魚眼レンズや10数mmの超広角レンズを始めとして、
1200mmの超望遠レンズまで使ったことがあるが、
ズームレンズというものでじっくり写真を撮ったことが無い。
家族用のコンパクトカメラに付いているものを使うだけ。
暗いし、歪みが大きく、ボケも悪いという印象が強い。
また、頭の中に単体レンズの画角が染み込んでいるせいもあり、
特に必要性を感じていなかった。
最近は種類も多く、性能も良くなっているし、
1本でいろいろとカバー出来ると思うと、興味が出て来た。
ただし、エンジニアリング・プラスチックで軽いのはいいとしても、
大きいのが気になるし、フードの仰々しさが頂けない。

ギャラリー徘徊 (19-Jul-2003) #21
カメラ屋を覗くより、写真展を見に行くことが多い。
一番好きなギャラリーは、仕事でよく通る赤坂見附の東京写真文化館。
厳選した写真家といいオリジナル・プリントを見せてくれ、
静かでゆっくり見れる(水曜日は割引)。
銀座は、有楽町線の銀座一丁目で降りてまずはライカギャラリーへ。
ここもきちんとした写真を出していて好きである。
この後、コンタックスサロン、キャノンサロン、銀座ニコンサロンと進み、
コダックフォトサロンと富士写真ギャラリーで終わる。
JR有楽町から入るときは逆に進む。
新宿は、新宿ニコンサロン、ペンタックスフォーラム、
EPSONイメージングギャラリーの順に廻る。
東京都写真美術館も機会を見付けて寄ることがあり、
小田急・大丸等のデパートで行なわれる有名カメラマンの写真展にも行く。
いい写真を見ると、勉強になるし、撮る意欲が湧いて来る。

保護フィルターとフード (12-Jul-2003) #20
レンズが汚れるのが嫌だから、
必ず、UVとかスカイライトのフィルターを付けている。
ちゃんと設計された光学系にわざわざガラスを挿入することもないが、
汚れて掃除し、拭き傷が付くことを思えば、気が休まる。
きちんと撮りたいときはたまに外すことがあるものの、
それほどの差は分かっていない。
フードも必ず付けている。
余計な光を遮りたいのは当然として、
カメラを肩からぶら下げて歩くので、ぶつけることが多いから。
安心料というのは大事である。

印象に残った写真展 (5-Jul-2003) #19
これは凄い、と思ったのは篠山紀信の『家』(1975)。
日本の古い伝統を8x10に納めており、その表現力自体も素晴らしいが、
プリントの大きさが桁違いに大きく、とにかく圧倒された。
同じく8x10で撮った立木義浩の『EROTIKA』も見入ってしまい、
生身の女性よりも遥かに色っぽさを感じさせてくれた。
この頃から、内容に加えて階調表現が優れている作品に興味を持つし、
自分でもそのようなプリントを作り上げたいと思うようになる。
JeanloupShiefは、昔も今も、何度見てもいいし、
この2月に見たMichaelKennaの写真展も大変良かった。
大きな写真展の他、新宿や銀座の写真ギャラリーをよく歩くが、
時々ハッとさせられる写真に出会うことがあり、
そういうときは無性に写真を撮りたくなって来る。

影響を受けた写真家 (22-Jun-2003) #18
写真がうまくなりたいと思ったのは、間近でいい写真を見たからである。
大学の写真部のコーチをされていた 関健一 さんの影響が大変大きく、
奇麗なオリジナルプリントや写真の撮り方を見せてもらっていた。
写真部の面々との議論やプリントも参考になっている。
好きなポートレートが主体となるが、
淡い調子の絵画的表現はDavidHamilton、
広角レンズの使い方、構図、 モノクロの色調はJeanloupShief、
それにRichardAvedon、DavidBaileyが好き。
立木義浩、沢渡朔、新正卓、十文字美信の撮り方も好きで、
写真展やカメラ毎日の写真に見入っていた。
最近ではMichaelKennaの構図や色調に驚き、
写真集も買って大いに勉強させてもらう。
出来るだけ写真展には足を運び、いい写真を見続けて行きたい。

使わないアクセサリ (15-Jun-2003) #17
昔買えなかった Hasselblad アクセサリ が欲しくなり、
写真の仕事をしていたときも、特に必要なものは無かったはずだが、
インターネットやYahooオークションを見ていて火が付いたのだ。
それほど高いものではないが、中古のフードやアッタチメントの類である。
買った7個の内、実際によく使っているのは、
Distagon50mm用のフードと三脚用の簡易取り付け具だけ。
水準器など、全く使わないものもある。
カメラやレンズもそうだが、本当に要るものは限られているから、
ちゃんと見極めないと無駄遣いになるだろう。

印画紙現像 (8-Jun-2003) #16
現像を始めたのは印画紙がまだ紙の時代で、少しして合成紙が出始めた。
現像液はコレクトール、よく使った印画紙は月光のV−2かV−3。
薄手バライタ紙は、ドラム式のフェロタイプ乾燥機にかけると、
ぐっと締まった黒が出るのがいい。
アグファのブロビラが特売になり、買い込んで写真展用に使う。
月光とは違う、深みのある階調がよかった。
コダックのPortralureは、
製造中止を聞いて最後のロットを手に入れる。
薄い黄色のポートレート専用紙で、とても奇麗なを出してくれた。
合成紙は、国産はまだ出始めのせいか、
黒の締まりや光沢が今一つで好きになれず、
イルフォードのマット紙だけを使う。
モノクロ・プリントは、30年近く経った今でも変化無いのがいい。

フィルム現像 (1-Jun-2003) #15
モノクロ・フィルムの現像は、いろいろと試したが、
結局は原液を希釈した現像に落ち着いた。
プラスXやベリクロームXはミクロファインの1:3、
トライXは、増感も含めて、D76の1:1で、
時間が長くなり過ぎないよう、現像温度を多少高く設定。
希釈液で使った方が保存性がよく、使用回数による補正が要らないし、
現像時間を適度に取れてコントロールがし易い。
120・135フィルムとも、現像タンクやリールはステンレス。
温度・湿度や撮ったときの状況に合わせて加減出来るようにになり、
ほとんど失敗したことはなかったが、4x5は経験が浅くて今一つ。
いつでも再開出来るように道具はしまってあるのだが。

モデル交渉の成功率 (25-May-2003) #14
大学の学部生でまだ写真が下手な頃、新宿西口交番前をたむろして、
数時間に渡って数十人の女性に声をかけたが、
誰一人、モデルになってくれなかった。
うまくなるに従い、街で声をかけてもOKが取れるようになり、
Hasselblad を手に入れた大学院時代は、
撮りたいとき見つかって、ほぼ100%の成功率となる。
写真に自信が出て来ると、声をかけても安心感が出て来るのであろうか。
ポートレートが中心だった4年間で10数名と多くはないが、
それぞれにいい作品を撮らせてもらえた。
最近はセクハラや肖像権の問題があるので、
確実に知っている人しか撮れないし、時間が無くて撮れていない。

Hasselbladの故障 (18-May-2003) #13
Hasselblad を買ってすぐ、バックシャッターの動作がおかしく、
光洩れや正常に光が届かないトラブルが続いた。
典型的な初期故障である。
学生にはかなり高額な買い物だから、並行輸入にしようか迷っていたが、
保証の付いている正規購入にしておいてよかった。
何回か御成門のシュリロに通い(受付の女性は美人だった)、
その後は調子よく使えていた。
10数年経ち、使う頻度が少なくなった頃から、
Planar80mmSonnar150mm のセルフタイマーが効かなくなり、
マガジンの光洩れとコマ間隔の不揃いもひどくなった。
1995年にカメラ本体・レンズ・マガジン一式をオーバーホールし、
再び、全く問題無く使えているから、
メンテナンスをしっかりすればいつまでも使えるカメラだと思う。

FD1200mmF11 (11-May-2003) #12
ある写真学校からキャノンのFD1200mmF11を借りたことがあり、
神宮球場で六大学野球を撮ったことがある。
ケースも大きく、まさにバズーカ砲で、三脚も4x5用の大型ジッツオ。
センター方向の外野席一番奥から F−1 のファインダーを覗くと、
バッター・キャッチャーそれに審判しか入らないし、
空気の揺らぎが分かった。
残念なことに、ミラー切れがひどくてファインダー上部があまり見えず、
F11で暗いから大変撮り辛かったのを覚えている。
未知の世界を覗いたような気がした。

ボケ味 (4-May-2003) #11
正直言って、どんなボケがいいのかよく分かっておらず、
汚くなければいいと思っているだけで、うまくは薀蓄を語れない。
とはいっても、 HasselbladPlanar80mm のボケが、
甘く、浮き立つようで一番好きである。
Sonnar150mm もとても柔らかく奇麗にボケてくれ、
ソフトフィルターと組み合わせるとしっとりと面白い味が出る。
35mmカメラでは、キャノンの FD100mm がシャープに写りながらも
主題を浮き立たせてくれていい。
ライカのレンズには気に入ったボケを出すレンズを持ち合わせておらず、
90mmのエルマリートかテレエルマリートに興味を寄せている。

ソフトフィルター (27-Apr-2003) #10
ポートレートを撮るときには、ソフトフィルターは必須。
いろいろと使って見たが、使えるのは少ない。
タンバールまがいのレンズも作ってみた事がある。
Hasselblad のSofterは強過ぎるので、
同じ35mmコンタックス用の方が軽くていいと思う。
好きなのは自家製のタバコフィルターと紗である。
タバコを吹き付けたフィルターは独自のKnowHowで作り、
紗もお手製で、いい滲みが出るのを探すに苦労したが、お気に入り。
ポートレートが一番好きだから、
ソフトフィルターを使える写真を増やしたい。

絞り (20-Apr-2003) #9
35mmカメラも Hasselblad も手持ちで撮ることが多く、
ブレないシャッター速度を考え、絞りはほとんどがF5.6〜8。
適度な焦点深度で好きだし、レンズの性能も一番いいところだろう。
ポートレートでは開放絞りを使うことが多く、
ボカしたいとか、光の少ない室内が多いせいもあるが、
時として甘い雰囲気が出るのがいい。
F16以上で撮ってみようかと思うが、なかなか撮る対象が浮かばない。
変なこだわりだが、開放値がF1.8とかF3.5のレンズは、
何となく中途半端だし、半絞り損をした気がして好きではなく、
持っているのは FD50mmF3.5マクロ の1本だけ。

好きなフィルム (13-Apr-2003) #8
モノクロが主体だった学生時代は、
120フィルムはベリクロームとトライX、それにカラーはEPRで、
135フィルムは100ft巻から切り出したプラスXとトライXだった。
現像が出来ない現在はカラーリバーサルがほとんどで、
最近ではダイナEXシリーズやEPR/EPPから
E100VS/E100Sに移って来ている。
モノクロは時々T400CNを使う位。
もうフジのフィルムの方が性能がいいのだろうが、
昔は、赤や青の発色が悪く、肌の色もスッキリしない、
120フィルムの裏紙が厚くてマガジンの中でよく竹の子状になる、
という悪い印象が強く、
長い間使い続けて来た慣れもあって、コダックばかりを使っている。
ZeissやLeicaのレンズにはコダックの色が合うような気も。

露出計 (6-Apr-2003) #7
写真を再開してからは、コンパクトカメラを使う以外は、
露出計内臓のカメラは使っておらず、
キャノンF−1 にも電池を入れていない。
単体露出計だけを使って撮っている。
学生の頃、入射光で計ることをしっかり教わっていたので、
それが今でも生きている。
再開当初は勘が戻らず、失敗が多かったが、
最近ではほとんど外さなくなって来た。
カメラの自動露光に頼ったり、それを調整しながら撮るより、
光を感じながら自分で露出を決めて撮る方が反って楽であり、
構図と共に、考えながら撮れるのがいい。

好きなカメラ (30-Mar-2003) #6
何といってもPlanar80mm付き Hasselblad が一番。
シンプルな使い勝手で、撮った結果も裏切らない。
大きさも手頃で、考えて写真を撮らせてくれる。
肩からぶら下げて歩けるし、三脚に載せて撮る写真にもいい。
どのレンズもいい色をしているし、
6×6のSquareFormatもお気に入り。
数年前から LeicaM4 を使い始めたが、これもいい。
形状といい、重さといい、非常に使い易いカメラである。
Summicron−M/35mm との組合せがしっくりしている。
持ち易く、スムーズな巻上げと静かなシャッター音で、
ピントも合わせ易いから、確かにスナップに向いている。
いずれも高価なカメラで、いろいろと薀蓄も語られているが、
価格に見合う実効性があると思う。

ポートレートのモデル (22-Mar-2003) #5
写真を始めた頃は何回か撮影会に通った。
段々とプロのモデル特有の目線やポーズが好きではなくなり、
自分で見付けた女性のポートレートを撮るようになる。
私が選んだ女性の、きれいな瞬間を撮れるのがいい。
作品として撮って来たポートレートはほとんどが素人モデルで、
撮ってから数年後、ミス日本になった女性もいる。

大量人物写真 (16-Mar-2003) #4
大学の卒業アルバムのアルバイトをしていたとき、
3年間、大量に顔写真を撮ったことがある。
数日間に1000人以上の卒業予定者が集まり、
その内の半分以上を1人で撮った。
多いときで7〜800人、1人3〜5カットだから、
当然、巻き上げる指にタコが出来た。
おかげで、人の顔をじっくり観察出来、
目をつむるタイミングも分かり、
どうすればいい表情が撮れるか大変参考になった。

カメラとレンズの数 (8-Mar-2003) #3
用途を分けたとしても、使うカメラはせいぜい5台位か。
レンズ交換が出来るカメラでは、
1台当たりレンズ3本までが限界だと思う。
これを超えると使わないものが増えるような気がするので、
自分の基準をこんな感じに置いている。
もう数は限界に達しているはずだし、コレクターではないが、
気になるカメラやレンズは多い。
デジタル一眼レフとズームレンズが残っている。

好きな度合い (1-Mar-2003) #2
「写真が好き」というのと「カメラが好き」というのは違う。
片方だけという人もいるが、両方混じっている。
写真を撮る方が好きなので、7:3とか8:2位の割合か。
だから、それほどたくさんのカメラやレンズを持っている訳でないし、
集めようとは思っていない。
しかし、病院(カメラ屋)巡りは楽しい。
これ欲しい、あれが欲しい、と想いを巡らすのはもっと好きである。
実際には、撮る為に使うものしか買わないようで、
いい写真が撮れたときを一番嬉んでいる。

引伸し機 (26-Feb-2003) #1
フォクトレンダーという名前を知ったのは大学4年のとき。
研究室にもう一つ隠れた暗室があることが分かり、
そこにあった引伸し機がフォクトレンダー製のものだった。
ライカのフォコマートは知っていたが、
こんな名前は知らなかった。
135専用で、フィルムをコンデンサーレンズに密着して使う。
国産の引伸ばし機に比べて階調表現がいいし、
露光域がフィルムサイズより大きくて黒枠が作れるので
気に入って使っていた。
同時に6×6や6×7にはフジの引伸し機を使っていたが、
最後にモノクロ・プリントをしてからかなり経つ。
ちゃんと自分で現像をやりたいのだが。

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